我々スタエコは、画力が全くないけど、たまに描いたりします。
そして、画力がないがために、自分で描いた絵を見て爆笑してます!!(ホント、気楽な奴らだ・・・。)
我々スタエコとは違い、イラストを描くのが上手だったり描くのが大好きな方は、
アプリなりソフトなりを使って本格的なイラスト作成に挑戦してますよね~!(^^)/
どんどんイラスト描くのにハマっていくと、今度は自分の描いたキャラクターに動き(アニメーション)をつけたくなったりしませんか?
私は、イラスト(なのか落書きなのかわからないですが・・・)がうまくないですが、自分のキャラクターが動いてくれると、
それだけでワクワクが止まりません!!
そんな私のような方必見!!
本格的なアニメーションまでいかないまでも、手を振ったり、髪が風でなびいたりなど、
簡単な動きを我々スタエコが愛用している、
AfterEffectsで設定することができるのです!
自分が描いたイラストキャラクターに簡単な動きを付ける方法をご紹介したいと思います。
パペットピンツール
AfterEffectsでは、自分の書いたイラストの位置を動かしたり(画面上右から左に動くとか)
イラストを回転させたり(車のタイヤや風車的な動き)などの他に、
描いたキャラクター自体を動かすことができます!
キャラクター自体を動かすといっても、アニメーションのように何枚もイラストを描く必要はありません。
一枚のイラストだけで、キャラクターが手を振ったり、足を動かしたりできます。
そんな動きを可能にするのが、パペットピンツールなのです!!
では、一枚しかないイラストでどうやって動かしていくのかをご説明させていただきます。
動きのイメージは昆虫の標本!?
複数のイラストを使って動かすアニメーションと違って、1枚のイラストだけでどうやって動かすのでしょうか?
ここでイメージしていただきたいのが、昆虫の標本です!
・・・?
イラストを動かすのと、昆虫の標本。
何が関係してるの??
疑問が湧きますよね?
ポイントは標本に使っている昆虫を止めるためのピンです!!
・・・はっ!!
パペット『ピン』
昆虫の標本に使っている『ピン』
・・・で?
はい。すみません。それだけではわかりませんよね。。。
パペットピンツールを使うと、イラストにピンを打つことができます。
そして、そのピンを打ったところをドラックすると、ピンが打っているイラストも連動して動きます。
ピンを1つしか打たないで、動かすとイラスト全体が一緒に動いてしまいますが、
複数ピンを打つとイラストの一部分だけ動かすことができます。
その原理としてイメージしていただきたいのが、昆虫の標本です!!
※最初にこの情報をだせよ!!って怒らないでくださいね(‘ω’)ノ
ここまで、説明すれば何となくピンときている方もいるかと思います。(ピンの説明だけに・・・。失笑)
では、何のためにピンを刺すかというと、
昆虫の標本同様にピンを刺したところのイラストを固定させるためです。
このピンは、人でいうと関節の役割を果たしてくれます。
例えば、右手を挙げているキャラクターに手を振っているような動きをつけたい場合は、
- 右手のひらに1つ(手を振る動きを付ける為)
- 右ひじに1つ
- 右肩に1つ
- 頭に1つ
- 胴体に1つ
※体が動く場合は離れた箇所にもう1つくらい
これらにピンを打って、右手のひらのピンをドラックすると、
あら不思議!!
手を振っているような動きに!!
あれっ!?でもドラックしすぎると手が伸びる・・・。
ピッコロさんかな?それともダルシムかな?
冗談はさておき、あんまりドラックしすぎると人ではなくなってしまうので、
違和感のない程度に動かしましょう!(^^;)
ここまでくると、昆虫の標本をイメージするというのがなんとなくわかっていただけたでしょうか?
※昆虫が苦手な方・・・嫌な想像をさせてしまい申し訳ありません。m(__)m
パペットツールの注意点
なんか内容を見てみると意外と簡単そうだから挑戦してみよう!!
ってなっていただけるととてもうれしく思いますが、
1つ注意していただきたい点がございます。
それは動かすイラスト(キャラクター)のポージングです。
例えば、イラスト上で手と顔がくっついている場合、手だけを動かそうとしても、
顔までくっついてきます。
まるで、瞬間接着剤で手と顔をくっつけたんじゃないか!?みたいな感じになります。。。
1枚のイラストで動かす場合は、動かしたいパーツは、ほかの部分とくっついていない状態で描いておきましょう!
なお、どうしてもくっついてしまう場合は、パーツごとに独立して、イラストを描くことをおすすめします。
パーツごとに描くってどうやって・・・?
ってなる方もいるかと思いますので参考程度にご説明します。
単独でパーツを動かすときのイメージは、着せ替えシール!?
例えば女性の髪を風になびいているように、動かしたいって場合、
イラストを描く上で、ほかのパーツに触れないように髪を描くのは、ほとんど不可能に近いですよね。。
それこそ、スーパーサイヤ人みたいに髪を逆立てしないと、肩とかに絶対かぶってきます。
そこで、髪を分割して描くのです。
細かければ細かいほど、よりリアルな動きになりますが、
それだと手軽にできるっていうメリットがなくなってしまいますので、
5つくらいに分割して描くのがちょうどいいのではないでしょうか。
この分割作業でイメージしてほしいのは、着せ替えシール的なものです!
坊主で、下着しかはいていない、みすぼらしい女の子におしゃれなヘアスタイルやファッションのシールを
ペタペタ貼っていく、あれです!(あれってどれよ!!って方は、我々の説明が下手ですみません。。。)
AfterEffectsでは、複数の動画やイラストを貼っていけますし、
パペットピンツールも対象が1つのイラストに対してのものなので、
髪が方にかかろうが、顔にかかろうが、個別に動きを付けることが可能になるのです!!
では具体的なパーツとして、
- 頭(ベースとなる部分。短髪か坊主が理想。長いと動かした際に見えてしまう可能性がある。)
- 前髪
- 横の髪(左右それぞれ)
- 後ろ髪
これらの髪に頭とくっついている部分にピンを打ち固定(髪の毛は、頭皮から生えているので、その部分は動かないから固定)させ、髪の先端部分を動かすとそれぞれの髪が、バラバラに動くので、まるでアニメーションのような動きを表現することができます。
なお、この神の動きを利用すれば、蛇やミミズみたいなウネウネした生き物のイラストも
アニメーションのように動かせちゃいます!
(といってもなかなか蛇とかミミズ描く方はいないですよね・・・)
実際の動画作成方法
これまでは、パペットピンツールでできることを説明してきましたが、
最後にどのように動画にしていくかの部分をご説明したいと思います。
パペットピンを打つ(設定する)と、タイムライン上にエフェクトとして、パペットピンが表示されます。
(打てば打った数だけ、エフェクトで表示されます。)
あとは、動かしたいパペットピンのところで、キーフレームを設定していくと、
静止画のイラストがアニメーションのような動きをするようになるのです。
上記でも述べました、髪が風でなびく動きの場合は、
長い髪の方がゆっくり動くのでキーフレームの間隔を広げてあげて、
短い髪は、短い分早く動くのでキーフレームの間隔を短くしたり、
髪の根元から先端にかけ、複数ピンを打ち、
先端は揺れを大きくし、根元は揺れを小さくする。
また、揺れかたも、根元から先端にかけ、波の動き(うねりのような動き)をさせることによって
よりリアルに髪が風になびいているように見せることができます。
アイディア次第では、風景のイラストで木々を揺らしたりなど
まだまだ活用方法が増えるツールでもありますので、
皆さんもご活用いただければと思います。
なお、我々スタエコもパペットピンツールを利用した作品なども作成しておりますので、
是非ご覧になっていってください!!
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