特にCubaseにはすぐに活用できるソフト音源が盛りだくさんで目移りしてしまいますよね。
Cubaseではソフト音源の使い方に大きくわけて2種類あります。それはインストゥルメントトラックで使う方法とMIDIトラックで使う方法です。
たくさんのソフト音源もこの2種類の使い方を覚えてしまえば自分の思うような曲がバリエーション豊かに色々と作れるので是非覚えておきましょう!
プロジェクトウィンドウ(ソフト音源の使い方)
トラックを追加をクリックするとトラックが作成されると同時に、ソフト音源の画面も表示されます。
また、表示された画面で検索をクリックすると、検索画面が表示されます。ここではMediaBayのように楽器やスタイル、キャラクターなどの条件で音色を探せます。検索結果は右のエリアに表示され、右エリアの上の部分には音色名(PianoやDrumなど)を入力して直接検索することも可能です。この検索機能は何となくの音色イメージだけがあって、使いたいソフト音源がきまっていないときに便利です。
VSTインストゥルメントラックの使い方について
ソフト音源を立ち上げて、Alt/Option+Tを押すとぷおジェクトウィンドウの右側にラックが表示されます。VSTインストゥルメントタブをクリックすると、ソフト音源のパネルが表示されます。このエリアをVSTインストゥルメントラックと呼びます。ここはソフト音源の操作で主に使う機能がまとめられていて、ソフト音源の画面を開かなくてもある程度の操作ができるという、DTMを行う上でとても便利な画面です。
ソフト音源名(HALionSonicSEなど名前が書いているところ)をクリックするとソフト音源を選び直すことが可能で、そのすぐ下の部分ではプリセットを選択できます。一番左上の山のようなマークでは新規のインストゥルメントトラックを追加できます。一番右上の▲ボタンをクリックすると、下部にソフト音源の主要パラメーターが表示され、音色作りが可能となっています。
ソフト音源を変更する方法
いったんソフト音源を設定してから、別のソフト音源に変えたくなった時は、VSTインストゥルメントラックでも変更できますが、インスペクターでも可能となっています。インストゥルメントをクリックすると、ソフト音源の名前が並ぶメニューが表示され、ここから選択できます。
RackInstrumentsって何?
次にもうひとつのソフト音源の使い方です。VSTインストゥルメントラックを見るとTrackInstrumentsとRackInstrumentsという表示があります。TrackInstrumentsとはインストゥルメントトラックで使用しているソフト音源のことを指します。そしてRackInstrumentsがこれから説明するMIDIトラックでのソフト音源の使い方です。ここではまず覚えておきたいことが1つあります。それはインストゥルメントトラックとMIDIトラックの違いです。ソフト音源がMIDIデータで鳴らされるのは既におわかりだと思いますが、インストゥルメントトラックはソフト音源とMIDIトラックがダイレクトに接続された形のトラックです。一方、MIDIトラックは何を鳴らすかが決まっていないトラックなので、MIDIデータを送信して鳴らす音源を決める必要があります。逆に言えば、外部のMIDI音源やCubase内のソフト音源など自由に選べるわけです。
インストゥルメントトラック→ソフト音源
MIDIトラック→外部MIDI音源もしくはソフト音源のどちらも選べる
このMIDIトラックでソフト音源を鳴らすシステムがRackInstrumentsで、マルチティンバー音源を使う際にとても便利です。マルチティンバー音源を使う際にとても便利です。マルチティンバー音源とは複数の音色を異なるMIDIチャンネルで鳴らせるタイプのことで、たとえば付属のHALionSonicSE2がそうです。MIDIにはch1~16までのチャンネルがあるので、最大16個の別音色を1台のHALionSonicSE2で演奏できます。
MIDIトラックch1→ピアノ
MIDIトラックch2→ベース など
RackInstrumentsの使い方
VSTインストゥルメントラックのRackInstrumentsをクリックするとソフト音源を選択するメニューが開きます。そして、ソフト音源を選ぶとMIDIトラックの作成を尋ねるダイアログが開くので作成をクリックします。すると、ソフト音源の画面とVSTインストゥルメントラックのパネルが表示され、プロジェクトウィンドウには複数のトラックが作成されます。
画像準備中
a,RackInstrumentsをまとめるフォルダートラックです。フォルダーアイコンをクリックして閉じると、以下のbcdを収納できます。
b,ソフト音源のフォルダートラックです。以下のcdを収納できます。
c,ソフト音源のパラメーターをコントロールするオートメーショントラックです。HALionSonicSE2ではS1Muteと表示されている部分です。
d,ソフト音源の出力用オートメーショントラックです。HALionSonicSE2の場合は最初にHSSEMainという名前になります。これはHalionSonicSE2のメイン出力という意味です。
e,ソフト音源を鳴らすMIDIトラックです。ここでMIDI入力を行います。HALionSonicSE2で複数音色を使う場合は、MIDIトラックを新規作成して、各MIDIトラックのインスペクターにあるfでHALionSOnicSE2をgで対応するMIDIチャンネルを設定すればOKです。HALionSonicSE2ではMULITIPROGRAMRACKに表示されている番号がMIDIチャンネルを表しています。
このようにソフト音源の設定方法がわかれば色んな曲に色んな音を使うことができます。
Cubaseに内蔵されている音源だけでなく新しく自分が好きなソフト音源を使って曲作りをすることができるのでとても楽しくなると思います。
だからといって、ソフト音源は金額もそれなりにするのでたくさん買うのは難しいかもしれませんね。
僕は良いソフト音源を見つけるとついつい買ってしまうのですが。。。集めることが楽しくなってきている自分がいるので無駄に買わないように気をつけます(笑)
他にもCubaseや作曲についてなど、色んな記事を掲載しているので良かったら見てみて下さいね!
「Time leap」スタティックスエコー×音崎リタ オリジナル曲
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